次の日、私と竜は美優に会いに病院に来ていた。


そして今は美優の病室の前にいる。


私は美優に会って何を話したらいいのか分からなくて、病室の扉を開けられずにいた。




「あかり、大丈夫か?」


『大丈夫じゃないよ…何話したらいいのか分かんないよ…。』


「そう思う気持ちは分かるけど、いつまでもこうしてるわけにはいかないだろ。俺もいるから、早く入ろう。」


『…うん。』



竜に後押しされて私はようやく扉を開いた。