「俺、お前と別れたあの日から今まで、お前の事ばかり考えてた。」 竜はそう私に向かって言った。 『竜…。私も…私から別れを切り出したのに…竜の事ばかり考えてた。』 私がこう言うと、竜は「そうか。」と呟いた。 そして、こう続けた。 「あかり。お前がまだ俺の事を想ってくれてるんなら、俺はお前とやり直したい。」 竜のこの言葉を聞いたら、私の目から涙が流れた。