「風邪ですね。1週間分薬出しときますね。」

『はい、ありがとうございました。』

「お大事に。」





私は診察室を出て受付に医師から渡された紙を渡して、喉がかわいたのて待ち時間を利用して自動販売機にジュースを買いに歩きだした。



疾風と電話を切ったあと、私はふらつきながらも何とか病院にたどり着く事ができた。


そして、診断は「風邪」だったみたい。


大学生になって調子にのって遊びすぎたからかな。

内心反省しつつ、ジュースを買ってお釣りを財布にしまっていたら10円玉が落ちてしまった。




『はぁー。』


長い溜め息をした後、10円玉を拾っていたら頭上から声がした。