『病院って言ったら、近くの総合病院かな…。あっ!疾風に電話しなきゃ!!』



私は携帯を開いて疾風に電話をかけた。



何故電話をするかというと、疾風はいつも大学に行くときに迎えに来てくれるからなんです。





「もしもし。」

『あっ、おはよう疾風。』

「おはよ、どうした?」

『私、風邪引いちゃったみたいで今日休むから真っ直ぐ大学行って。』

「分かった。大丈夫か?」

『うん、病院ちゃんと行ってくる。』

「気を付けて行けよ。」

『うん。疾風も気を付けてね。』

「あぁ。」



この会話を最後に電話を切った。


私は支度をして、病院に向かった。