竜と別れて数週間。

この数週間、私はただ何となく毎日を過ごしていた。



「あかり!」

『由依。』


私に声をかけたのは由依だった。


「今日帰りにパフェ食べに行かない?」

『行くっ!湊と日比谷は?』

「2人共委員会だから後で来るって!」

『そっか、じゃあ行こっか!』

「うん!」


私と由依はいつも4人で行くお店に向かった。







お店は学校から10分くらいの所にある。

由依と話をしながら歩いていると直ぐにお店に着いた。

私達は店員に指定された席に座ってメニューを開いた。


「あかりはどうする?」

『私はチョコパフェ!』

「チョコパフェか…私も一緒のにしよっ!」


すんなり決まってチョコパフェを頼んだ後、私達は2人でお喋りしていた。