あかりside
日比谷は何も聞いてこなかった。
その日比谷の心遣いがすごくありがたかった。
ただ黙って私の背中を優しくさすり続けてくれた。
そして、落ち着いた私を日比谷は家まで送ってくれた。
家に着くなり、私は自分の部屋に行って肌身離さず着けていた竜から貰ったネックレスをそっと机の中にしまった。
私はベッドに倒れこんだ。
頭に浮かぶのは竜の事ばかり…。
今日はたくさん涙が出たはずなのに、一筋の涙が私の頬を伝った。
私はいつの間にか眠りについていた。
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