それから少しの沈黙。 『分かったよ、美優。』 私は口を開いた。 2人共私の方を見た。 『別れるよ。』 「何言ってんだよ!?」 竜の言葉を聞きながら私は鞄を持って病室を出て走った。 「あかり!!」 竜の言葉を背に、私はひたすら走ってエレベーターには乗らず階段をかけ降りた。