『竜!!』


私が着いたときには、すでに竜は河原にいた。



「おぅ、あかり。」

『わ~!竜制服似合う!!』

「そうか?」

『うん!』

「サンキュー。あかりも似合うじゃねえか、制服。」

『ありがとう!今日ね、朝ネクタイ結ぶのすごい苦労したの!!』

「初めてだと苦労するよな。」

『うん。5分くらい鏡の前で格闘してた!』

「その光景が目に浮かぶ…。」

『そういえば、クラスどうだった?』

「幸輝と同じクラスになった。」

『美優達とは同じクラスじゃないんだ。』

「あぁ、あいつらクラス違うらしいぜ。お前は?」

『日比谷と同じクラスになった!しかもね、番号も席も前後なの!!』

「そうか。」
(後で疾風にメールするか…。」)

『後ね、友達も出来たよ!由依と湊っていう子!!」』

「湊って男だよな?」

『うん!』

「そいつに心変わりしないでくれよ。」

『しないよ!私には竜がいるもん!!』

私は満面の笑みで竜に言った。


「…//!!」
(あの顔は反則だろ…//!)

と、竜か思っていたのは私は知らない。

この後、私達は暫く話をして家に帰った。


こうして、私達の高校生活が始まった。