『はぁ~、着いた。』 私は学校に着くなりこんな呟きをこぼしていた。 「はよ、水瀬。」 背後から声がしたので、私は振り返った。 『あっ!おはよう日比谷!!』 そう、声の主は日比谷だった。 「何でそんな所で突っ立ってるんだ?」 『…何となく?』 「ふっ!なんだそれ!!」 『笑わないでよぉ!!』 と、私達はこんなやり取りをしていた。