ホントはこの高校より上のランクの
高校を受験する予定だった。
だって、小さい時からの夢が
学校の先生になることだったから、
もともとテストの点数が高かった私は、
全国的に有名な進学校を親からも先生からも
ずっと勧められてきた、でも、
この高校を選んだんだ。
高校生っていう3年間の時間を
勉強だけで終わらせたくはなかったから。
それに唯も勇気君もそれに翼もこの高校に
進学するって言ってたから、私もこの学校にした。
当然、親も、先生も唯も勇気君も、翼も
皆大反対だった。
でも、そんな中、お兄ちゃんと
いとこの秀君だけ賛成してくれたのを覚えている。
次々にテストを返されているのを、
見ていたら、唯の番が来て、
唯はテストを見て、落ち込んだ表情をした。
点数悪かったのかな?
