由依は苦手なりに一生懸命バレーをしていた。
ボールが怖いのかレシーブする時にはギュッと目を瞑っていたけど、自分も役に立てるようにとボールを必死に目で追っていた。
クラスに点が入ると他の子と同じように飛び跳ねるように喜んでいた。
素直に感情表現をする由依の姿がやけに胸に響いた。
「春樹、次の試合そろそろ行った方が良いぞ。」
秋人の声に、俺は立ち上がった。
もっと由依がバレーをしている姿を見ていたいと思っていたものの…。
「春くん、次も頑張ってね。」
「おう。楽しみにしてて。」
木下たちに声をかけて、応援席から抜け出した。
コートを見ると、由依は相変わらず少しだけ内股で、不安を出さないようにまっすぐに前を見ていた。
試合の結果よりも、ただただ由依が気になっていた。
普段は大人しい由依の楽しげな一面。
もっともっと見たいと思ってしまうんだ。
ボールが怖いのかレシーブする時にはギュッと目を瞑っていたけど、自分も役に立てるようにとボールを必死に目で追っていた。
クラスに点が入ると他の子と同じように飛び跳ねるように喜んでいた。
素直に感情表現をする由依の姿がやけに胸に響いた。
「春樹、次の試合そろそろ行った方が良いぞ。」
秋人の声に、俺は立ち上がった。
もっと由依がバレーをしている姿を見ていたいと思っていたものの…。
「春くん、次も頑張ってね。」
「おう。楽しみにしてて。」
木下たちに声をかけて、応援席から抜け出した。
コートを見ると、由依は相変わらず少しだけ内股で、不安を出さないようにまっすぐに前を見ていた。
試合の結果よりも、ただただ由依が気になっていた。
普段は大人しい由依の楽しげな一面。
もっともっと見たいと思ってしまうんだ。