重い足を動かして必死に走る俺が自然に向かったのは、いつもの場所。 ………屋上。 なんだかんだ言って、この屋上には俺がこの高校に入学してから助かってる。 結衣と陸が付き合った時 結衣と陸の姿に胸が痛んだ時 結衣と陸がキスしてるところを見た時 そして、今。 屋上に来る時は、毎回辛いことばかりだけど屋上から見える景色が俺の心を癒す。 無限に広がる空の中に俺のこの汚い気持ちも溶け込んで、どこか遠い所まで運んで欲しい。 ついでに結衣を好きと言う気持ちも………。