久しぶりのあの時の感情が甦る。 切なくて愛しくて、 そんな俺の初恋。 ドキドキと打つ脈を感じ、 やっぱり結衣が好きだ そう実感する。 そして、 「おはよう」 と後ろから聞こえてきたいつもの気だるい声で挨拶を交わす陸の声。 その声に反応し、さっきまで俺に笑顔を向けていた結衣は駆け足で陸の元へと向かった。 二人の楽しそう話している姿を見て、俺だけ一人取り残されたような気分になった。 その光景を見て、人を傷つけても頑張っても 俺の想いは実らない そのことも実感した。