中途半端な気持ちで深帆と付き合ったことを後悔した。

だけど、だから、
絶対、深帆を好きになってみせる。





久しぶりにいつもより早く起きれた俺は少し早く学校に着いた。

陸と結衣は、もうすでに学校に着いて居て教室に入ってきた俺を見る。

陸は殺意剥き出しの顔で。

結衣は今にでも泣きそうな顔で。

俺が机に鞄を置くと、
陸は結衣の手をひいて教室を出ようとした。

そんな陸と結衣を引き止めた。

「待てよ」

その言葉に陸は立ち止まり凄い顔で俺を睨む。

陸と結衣の前に現れて笑ってみせた。

「話、あんだけど良い?」

俺その言葉に陸は眉間に皺を寄せたが、そんなのお構い無しに俺は陸の空いてる手を引いて歩きだした。