―天野一弥side― 夢が、俺に対しての態度は、やっぱり変わってしまった。 だけど、……変わってない。 オレンジジュースが好きなのも イチゴアイスが好きなのも、 誰よりも一生懸命で、頑張り屋なところも。 何一つ変わって無かった。 イチゴアイスをおいしそうに頬張る夢を見て 俺は堪えるように拳を握りしめた。 だって 夢の頭を撫でてしまいそうだから。