私の最低な元カレ



「う~…んん~…」

「夢!ゆーめ!」


急に体を揺さぶられて目を開ける。


「夢、どうしたの?」


すぐ目に映ったのは、

心配そうに私の顔をのぞくお母さん。


「え…?」


「もう朝だから起こしに来たんだけど…うなされてたわよ?」


朝…?

私は部屋が明るい事に気づいて

外を見た。


さっきまで

月が出てたはずなのに、

いつの間にか太陽が昇っていた。


「朝…朝!?」


どうやら、いつの間にか眠っていたよう。