私の最低な元カレ



「じゃあ始めよっか!何からする~?」


「井戸は何が苦手なの?」


「あたし~?うーん全部」


「なんだそれー」



新里くんと麻衣が楽しそうに話してる反面、


私と天野くんは終始無言。


「おはよう」の挨拶すらしてない。



天野君、私服だ…。

そりゃそうだけどさ。


やっぱりカッコいいなぁ。


天野君に見とれてボーッとしてると



「ねぇ藤原さん」


「えっ」


突然新里君に声をかけられた。


「藤原さんは何が苦手?」


「え、えーっと…。数学と英語、かな」


「あ!俺英語なら得意だよ」


そう言ってニッコリ笑う新里君。


英語得意なんだ!

なんか更にモテそうだなぁ~…。