そうこうしてると 「あ、藤原さん!」 新里くんがやってきた。 「あ、新里くん。おはよ~」 「おはよっ」 後ろには天野くんもいる。 う、気まずい…。 「ちょっと新里ー。あたしもいるんだけど」 「あ、い、井戸もおはよ」 少しふくれる麻衣に新里くんは苦笑いしながら言った。 その時、パチッと私と天野くんの目が合った。 「……」 「……っ」 馬鹿な私はとっさに目をそらしてしまった。 なにやってんのバカ~…!