「夢…」 唯子も私と同じことを思ったのかもしれない。 辛そうな顔をして私を見る。 「夢、どうするの?」 唯子…。 私、私は…。 すべてがフラッシュバックした。 私が告白した時。 初めてデートした時。 酷い事言われて振られた時。 天野くんが居ない生活になった時。 再会した時。 天野君を保健室まで運んだ時。 ファミレスでの時。 保健室で話した時。 全部が頭の中に出てきて、 その時の私は… その時の天野くんは…。