『いいよ』 左頬を赤く腫らしている 天野君が、OKしてくれた。 それから私は、 天野君に精一杯つくして、 頑張って あんなビンタする先輩なんて 私が忘れさせてやる!って…… それ一心だった。 だけど 『俺さ、実はお前の他にカノジョいるんだ』 「え…?」 突然つげられた言葉は 私の頭の中を真っ白にして ぐるぐる耳元を回る。 これは…なにかのドッキリ?