バイト…… 始めた…… バイト…… この言葉が私の頭の中を回る。 そりゃ、学校も違うし。 あんまり会って話す事無いけどさ~……教えてほしかったなあ~……。 「…………あ」 そんな事をぼんやり考えていて、私は思った。 この気持ちか。 『友達の事は知っておきたい』 立場は少し違うけど、 麻衣もこういう似た気持ちになったのか……。 悪い事したな―――…… ……よし!! ちゃんと明日、話そう。