うそ…? ウソ? 嘘…!? 「はぁ!?」 自分でも初めて聞いたくらい低い声が出た。 そして、天野君と私の間を遮っていたカーテンの所まで ズカズカと向かい、勢いよくそれを開けた。 「……」 「……」 天野君を見つめる。 だけど天野君は、私の顔を見ない。 …まただ。 また、私の顔を見てくれない。