だけど…


「藤原さん!」


「に、新里君?」



新里君に呼びとめられた。

な、なんだ?なんだ?


いつにもまして、真剣な顔をしている新里君に、少し不安を感じた。




「…どこ行くの?」


「え…、ほ、保健室」


「一弥…?」








え?