私の最低な元カレ




「でぇ?体調以外はどうなのー?」


注文しおわると、近況報告が始まる。


「うーん。だからね、まぁ…その、アイツよ。……天野君…」


「はーいはいはーい!天野ねぇ♪どうなのっ?」



なぜか声が高くなり、瞳を輝かせる唯子。


…なにか期待してる感じだぁ…。



「別にたいした事じゃないけどね?その…一緒にファミレスに…」


「行ったの!?」

「――…はい」

「きやぁああ〜!!!!!」


私の“はい”をかき消すくらい、甲高い声。


近所迷惑……じゃなくて、ファミレス迷惑…。



「夢!大胆になったね!」
「いや、違うよ!?その…お礼として…」

「…お礼?」



…あぁ〜!!!

話がややこしくなりそう…。