私の最低な元カレ



「……。」

「……。」


「そうだっ」


おいおい新里君!!

今気付いたの〜!?



「あ、でも。顧問が良いって言ったから大丈夫だと思うよ?俺こう見えてもレギュラーだしさっ!へへ」



焦った声がまるでバカみたいな空気。


レギュラーってそこ問題…?


顧問も承諾するって…甘いんじゃないかなぁ〜…?


って……手伝わせてる本人が私なんだけど…。


「なら、いっか〜!」


心配しときながらも

結局は私も新里君に少し似ているのかも。



手伝ってもらうことは、都合が良いし、

新里君も大丈夫って言ってるし、ね♪



そして。

グダグダ喋りながら作業をしたおかげで、

かなり時間はかかったけど、無事、実行委員としての任務は成し遂げたのであった。