~~♪ 私のすぐ近くで、耳障りな音が鳴り響く。 その音が、直ぐさま私を現実へと引き戻した。 その音源に手を伸ばす。 ヒヤッとした物が手に触れると、私は寝ぼけ眼で音を止めた。 「ん‥‥‥夢‥‥‥?」 どんな夢かはよく覚えていないけれど、脳内は不思議な感覚で犯されていた。 ただ、一つ。 青年が出てきた事は覚えてる。 「誰だったんだろう‥」 見た事あるような顔‥ 思い出せない‥‥