「じゃあ、あの昔話は本物だっていうのか‥?」 「昔話として、お前等には伝わっているのだな。 そうだ。 あの昔話は、実際に18世紀に起こったものだ」 祖母様から聞かされた事や、書物に書いてあった事は全て本当‥? ただの伝説や昔話では無かった事に、俺も知香も驚いた。 「な、何で私の第三の眼を奪おうとするの?」 「やっぱ、第三の眼の能力か?」 「それもあるだろうが‥ 多分、魔族の奴等が狙う理由はもう一つある」