意味の分からない事ばかりを並べているこの二人。

私は、ただ見つめるだけしかなかった。



「分からなかった。
貴様が転校生としてやってきた事が。
魔力も感じられず、昔に比べ、大分年を取ったみたいだからな」


「大分変わったろ?
お前は、あんまり変わってないな。
性格以外、さ」



肩を竦めながら、天使くんに詰め寄る。
天使くんは後ずさる事も無く、その場所に‥
私の前から離れなかった‥



「昔はあんなに無邪気で素直だったのになぁ‥
今やこんなに、堅くなりやがってよ!」