あとちょっと。




「おい、行こうぜ!!」

そう言うと三人の男子生徒はどこかに走って行った。


「大丈夫?」

「…っ…」

どうしよう、今頃になって涙が止まんなくなってきた…。


「もう大丈夫だから。安心して?」

涙で相手がよく見えない。
でもこの声、どこかで…

「あれ?もしかして天崎さん?」

「…ぇ?」