「なんだったんだ…あいつら…」
俺のそんな一言にマリアは冷ややかな表情でとんでもない事を口にした
「あれは神父様の隠し子だ」
「っえぇ!?」
あの爺さん、隠し子なんて居たのかよ!?
マリアの言う【神父様】というのは、俺達の育て親
この古びた教会でずっと神の教えを説いていた
まあ5年ほど前に死んだけどな…
「…あの爺さん…の隠し子…」
あの女の子の見た目からしてまだ小学生くらいだったから…
俺達に内緒で女作っていやがったのか!?
爺さん……
俺の呆れた顔を見て気づいたのか、マリアはため息をつくと
「あのロリータ少女ではなく、泉のほうだ」
「…」
股間蹴られたほうか…
それはそれで色々ショックなような…
なんかもう分からん
マリアは飾られている大きな十字架を見上げると



