大好き、私の赤ちゃん!?

私はあの人を憎んでいるし、許そうとも思わない。


でも、そのことで月溝君や遊君に嫌われるのはヤだ。





…それに、綾にもそんな醜い姿を母親として見せたくない。


と、いろいろ考えていると私の心は何も考えることのできないぐらいまで冷めていった。


これが、現実から逃げていることだと言うこともわかってる。でも、今の私には逃げる以外の選択肢はなかった。




…………そう、ワカリアウと言う選択肢はどこにもなかった。