夏祭りから数日後、私と綾は月溝君の家に来てます。


実は昨日メールで……


《明日、遊の誕生日なんだけど一緒に祝ってくれない?家、母さん死んでから男だけだからさ。》


と来たんですよ。


遊君には何回か綾と遊んでもらっているし、月溝君にもいろいろお世話になってるからという理由で参加させてもらってます。


このことが、“あの人”に会うはめになるとは知れずに……