そして、早く帰って来たお義父さんとお兄さんを加え、佐伯家のクリスマスパーティーが開催された。


テーブルには、私とお姉さんの昼間から用意したご馳走が並んでいる。


みんな、そのご馳走に満足して量がみるみる内に減って………ない!?


なんで、お姉さんの料理は減っているのに、私の作った料理はあんまり減ってないの!?


結構、自信作なんですけど~~~。


「あれ、光ちゃん?クリスマス何だからもっと楽しもうよ。ね、スマイルスマイル。」


そう、お義父さんは励ましてくれるけど、箸はお姉さんの料理へ…。


お義父さん、その励ましは嬉しいけど……理由も分からず言葉だけの励ましなんて要らない。