私は蒼也をその場に降ろすと、 「ほら、兄さんとこ行ってきな」 と促す。 よし、私はこのまま 半分残ってる洗濯物の中に立ち去れば…… 「やだよゆき姉!!賢兄のとこまで連れてって〜」 だっこだっこ〜と言いながら私に手を伸ばす蒼也 …可愛くねだる生き物が 今は憎いっ!!