その女は、 輪に近づいてきた。 どんな奴だろう 俺のこと、容姿で見ない奴 話してみたい。 こっちに来い、と密かに思った 絶対に、 俺の周りにいるうるさい奴より マシだと確信した。 だけど、その女は 俺に近付くことはなく 輪の中に居たのであろう自分の友人に声を掛け その友人一人ぶんの騒音を消して、帰って行った。