ちょっとCoolなメイド様!!



賢也はふぅ……と息をつき、体の震えを止める。


「お前に惹かれたのも、それが最大の理由だ。
俺は、お前の事なにも見ずに、『特別な態度』だから婚約なんて持ち掛けたんだ。
それなのに……こんなことに……
ホントにごめんな」

それだけ告げると俯き、遠慮がちに私の頭を撫でる。

流れる沈黙を断ち切ったのは、もちろん私だった