ちょっとCoolなメイド様!!




話し終えた賢也は、泣いてはいなかった。

だけど、体が小刻みに震えてた。


「……それから俺は、完璧な俺でいることを心がけた」

「どんなことがあっても、女が寄ってくるのがどんなに嫌でも、全部我慢した。

そのおかげで、俺は特別な友達をたくさん作れた」

「それが、多分……理由。

俺が、『特別』のこと、好きであり嫌いである理由」