「俺が悪いコトしたら叱って、一緒に馬鹿やって、 『俺のことどう思う?』って聞いたら必ず、 『友達!!』って真っ先に、真っすぐに言ってくれた」 「でも―……」 賢也はそこで言葉を途切れさせると、私を強く抱き寄せる。 何かを怖がるかのように一瞬震えて、そして。