「…………ふぅ」 屋上へ着くと、少し肌寒い風が髪を揺らした。 もう、夏も終わりだな。 私はそんな事を考えつつ、近くにあった給水塔に昇る。 いつもの屋上より高い視点が新鮮で、結構いい。 私は景色を楽しみながら、残った弁当を食べるためにその場に座ってみる。