「ひゅーっ……お熱いことで」 「お前なぁ……っ」 涼が俺のことをからかい始めたその時…… 『あー……今から名前を呼んだ奴は、早急に生徒指導室まで来るように。まず――……』 スピーカーから、倉橋先生の声が響いてきた。 それによって、俺の取り巻きが一人、また一人とクラスから出て行く。