ちょっとCoolなメイド様!!



だけど、ここで表情を崩すワケにはいかない。

私は憂鬱なフリをして4時間目の授業を終えると、そっと李華のほうを見る。


すると………


李華は、私のかばんの中から弁当箱を掴み出し、


「ゆきなぁ。お弁当食べよっか、……二人で」


そう言って黒く笑うと、

笑いながら自分の弁当を持って歩き出した。


私は、急いで後を追う。