『……あほらし』 内心そう思うけど、そんなの表情に出さない。 奴らの思うツボになるように、嫌そうな顔をして下を向く。 と、 ぐぃっ、と強い力で制服の襟首を持ち上げ、 「……今日の昼休み、ついて来なさい。じゃなきゃ……」 と言って、ニヤリと笑う李華。