『賢也にはバレてた、か』


私は昨夜の出来事を思い出しながら、そんな感想を持った。


それと同時にキスの事まで思い出して……無言で顔を赤くする私はどこまで馬鹿なのか。



すると、


「クスクス………」

「あの子でしょ?賢也君の……」

「ブスじゃん」

「なんか援交してるらしいよ」

「キモっ…………」

たくさんのヒソヒソ声が聞こえてきた。