「お前……傷が増えたな」 俺の言葉に、ゆきなが微かに反応した。 ……こいつ、仏頂面で毒舌な割に身体が素直なんだよな。いろんな意味で。 「別に傷なんて、」 「じゃあコレはなんだ?」 俺はそう言うとゆきなの右手を取り、指先にある小さな傷にキスを落とす。 「ぁ……っ!!」 ゆきなは敏感に反応しながらも、気丈に俺を睨みつける。 潤んだ瞳、強気な視線、赤い頬。 やべ……すげぇそそるんだが。