コンコン、 「………失礼します」 少し固い声で、ゆきなが俺の部屋に入ってきた。 俺は黙ってゆきなの手を掴むと、抱き寄せる。 柔らかい身体と花のような匂いに……酔いそうになる。 「なっ………によ」 驚きに身体を強張らせるゆきな。 強気な態度は崩れない、か。 俺は抱き寄せたゆきなの耳に口を近付け、甘噛みした。 「ひぁあっ……!!」 予想外の快感に反応するゆきなの声があまりにも素直で、つい意地悪したくなる。 でも、今の俺の目的は、それじゃない。