私から目を反らす紫苑。


震えながら下を向いている。

なんなのよ、あんたは。
いっつもこう。
私と目を合わせようとしないのよ。

そんなに私が嫌いかな?

まぁ別にいいけど。
私だってあんたなんて大嫌いなんだから。


私は紫苑を睨みつけた。

「あんた、私に言うことない?」

そして紫苑の髪を引っ張った。