そんな虚しい人生を歩む俺の名前は
塚原帝都。(ツカハラ テイト)
一言でいえば、何の特徴もない男子。
やんちゃ男子ってわけでもなければ
当然、リーダー的存在なんてカッコいいものでもない。
しいていうなら凡人?
あとは、クラスで一番背が高いくらいかな…?
っていっても178センチだから、飛び抜けて高いわけじゃないけど。
…って、今はこんな事してる場合じゃなかった。
俺は我にかえった。
時計の針は1時23分。
後、2分で午後の授業がもうすぐ開始する。
すると、突然
「おいっ先生来るぞ、」
と廊下を見ていた誰かが叫んだ。