やべーっ遅刻するかもっ 俺は玄関を出てから、踏んでいた靴のかかとを直す。 今日は季節のわりには高い気温。 これも環境問題のせいか? なんせ、暑がりの俺には大敵だ。 うん、でもこの気温嫌いじゃない。 俺は気持ちよく背伸びをした。 ちょっと上を向いたあと、視線を前に戻す… と… その目の前には… 「え…」 北川さんがいた。