そう言うと

えみちゃんは「やったー」
と言ってブランコへと
はしって行ってしまった。


ぼくもあとをおいかけた。


ブランコであそぶことに
なったのはいいけど
ブランコはひとつしか
のるところがない。

だからじゅんばんに
のることにした。


だけどえみちゃんはなかなか
ブランコからおりてくれない。



「えみちゃん、ぼくもブランコにのりたい、こうかんしてー」


「イヤ。まだえみがのるの。」


「えー、もうえみちゃんいっぱいのってるよ!」


「ぜんぜんのってないー!!」