僕には両親がいなかった。 つい最近までは普通にいることになっていた。 そして、正確に言えば“僕らには”である。 それは後ほど話したいと思う。 本来僕らの両親であるべき人達は、僕らが生まれて間もなく亡くなったらしい。 僕らはそれを知らされずに、叔母さんと叔父さんに育てられた。